食事と生活習慣病ーその4−
ビタミン
■ビタミンB群●ビタミンB1(サイアミン)
ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変える補助をします。
ビタミンB1は、アルコールで破壊されやすいビタミンですから、飲酒の機会の多い人、晩酌する人は補給しておくとよいでしょう。
疲労の回復、いらいら防止、食欲増進などの作用もあります。
ビタミンB1が比較的多い食材は、豚肉、うなぎなど。
●ビタミンB2(リボフラビン)
ビタミンB2は、糖尿病・動脈硬化の予防などの作用があります。
ビタミンB2が不足することはあまりありませんが、
肌荒れや口内炎を起こしやすい人は補給してみるとよいでしょう。
ちなみに、総合ビタミン剤を飲んで、尿が鮮やかな黄色になるのは、このビタミンB2の色素のためです。
ビタミンB2が比較的多い食材は、鶏卵、納豆など。
●ビタミンB3(ニコチン酸、ナイアシン)
ビタミンB3は、皮膚などの血管を拡張して血流を改善する作用があります。
肌が荒れやすい人、手足が冷える人、飲酒の多い人、タバコを吸う人は補給しておくとよいでしょう。
大量に摂ると皮膚のかゆみやほてりが現れる人もいます。
ビタミンB3が比較的多い食材は、ピーナッツ、たらこなど。
●ビタミンB6(ピリドキサン)
ビタミンB6は、口内炎や皮膚炎に有効です。
また、一部の関節炎や抑うつ気分を改善させる事があります。
ビタミンB6が比較的多い食材は、いわし、バナナなど。
●ビタミンB12
ビタミンB12は、赤血球を造るのに必要なビタミンで、神経や筋肉の働きを助ける作用もあります。
妊婦・授乳婦、菜食主義の人は欠乏しやすいので補給が必要です。
ビタミンB12が比較的多い食材は、お肉、豚レバー、かきなど。
ただ、高齢の人や、胃の切除を受けている人は吸収が悪いので、舌下錠や注射からの補給が確実です。
●葉酸
葉酸は、赤血球を造るのに必要で、動脈硬化予防作用などもあります。
お酒を飲む機会の多い人、妊娠中の人、野菜をあまり食べない人は補給したほうがよいでしょう。
葉酸が比較的多い食材は、ほうれん草、大豆など。
これらのビタミンを食材からバランスよくとりきれない人は、高品質のビタミンサプリメントで補給をしてください。
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●パントテン酸
重要なビタミンの一種ですが、特別な補給は必要ないでしょう。
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